看護師による相談会の実施

当院では、看護師による30分間の個別相談会を実施しています。
通常の診察では聞きにくいことや、うまく言葉にできない不安・疑問を、ゆっくりとお話しいただける時間です。基本的に土曜日に実施しており、完全予約制でお一人おひとりと丁寧に向き合います。
不妊治療は、医学的な理解だけでなく、「納得」と「安心」があってこそ前に進めるものです。だからこそ私たちは、治療の理解を深め、気持ちを整理しながら進められる環境を大切にしています。
そしてこの相談の時間は、単なるカウンセリングではありません。生殖医療に携わる看護師だからこそできる、専門知識に基づいた対話の時間です。
診察だけでは解消しきれない不安があります
診察では、医師が治療方針や医学的な説明を行います。しかし外来診療の時間は限られており、すべての疑問や気持ちを十分に話しきれないことも少なくありません。
- 診察室では緊張してしまい、聞きたいことを言えなかった
- 医師には些細に思われそうで、質問をためらってしまった
- 専門用語が難しく、理解が追いつかなかった
- 夫婦間で治療への温度差があり、どう向き合えばいいか分からない
- 気持ちの整理ができないまま、次の周期が始まってしまった
このようなお声を、私たちはこれまで多く伺ってきました。
不妊治療は身体だけでなく、心にも大きな負担がかかります。医学的な説明が理解できていても、不安や迷いが消えないことは決して珍しくありません。そうした限られた診療時間だけでは解消しきれない想いを受け止める場として、看護師相談があります。
看護師相談とはどのような時間ですか?
看護師相談では、たとえば次のようなご相談をお受けしています。
- 今の治療内容を本当に理解できているか不安
- 治療が思うように進まず、不安や焦りを感じている
- 採卵や胚移植に対する不安がある
- パートナーと治療に対する意見が合わず、もやもやしている
- 仕事と治療の両立が不安
- 流産後の気持ちの整理ができない治療を続けるかどうか迷っている
- 自己注射や内服管理に不安がある
- 治療を続けるかどうか悩んでいる
どんな小さなことでも構いません。
「こんなことを聞いていいのかな」と思うことこそ、ぜひお話しください。
※治療方針の相談については、診察時に医師にご相談ください
なぜ当院は看護師相談を大切にしているのか

当院は生殖補助医療(ART)に特化した専門クリニックです。高度な医療を提供するからこそ、患者さまがその内容を十分に理解し、納得して選択できる環境が必要だと考えています。
理解が不十分なまま治療を進めることは、不安を増幅させ、後悔や迷いにつながる可能性があります。不妊治療において大切なのは、「言われたからやる」ではなく、「自分で納得して選ぶ」ことです。
そのために、医師だけでなく看護師も含めたチーム医療で患者さまを支えています。看護師は、医療の専門性と日常生活に寄り添う視点の両方を持つ存在です。治療の橋渡し役として、患者さまの理解と安心を支えます。
安心して治療を進めるために
私たちは、「質問してもいいのかな」という遠慮をなくしたいと考えています。相談できる環境があること自体が、治療を続ける大きな支えになります。不安を一人で抱え込む必要はありません。
不妊治療は、身体への負担だけでなく、心にも大きな影響を与える治療です。検査結果に一喜一憂し、周期ごとに期待と不安を繰り返す。その積み重ねの中で、「本当にこのままでいいのだろうか」と立ち止まりたくなる瞬間もあるかもしれません。
看護師相談は、答えを押し付ける場ではありません。迷っている気持ち、揺れている思いを、そのままお話しいただける時間です。話すことで気持ちが整理され、次の一歩を踏み出せることもあります。
安心とは、不安がゼロになることではありません。不安があっても、理解と納得のもとで前に進める状態のことだと、私たちは考えています。治療を続けることも、立ち止まることも、方向を変えることも、どれも大切な選択です。
その一つひとつを、ご自身の意思で選べるように。安心して治療に向き合える環境を、私たちは大切にしています。
開催概要・ご予約方法
- 実施日:基本土曜日(17:00〜17:30)
- 時間:30分間
- 完全予約制・個別相談
※ご予約は開催日の3日前までとなります
※連絡なしのキャンセルはキャンセル料(1,650円)が発生します
ご予約方法:下記予約ページよりお申し込みください
▼ ご予約はこちら
https://b-book.run/@ywc-nurseconsultation
▼看護師相談の詳細(PDF)
看護師相談は、治療を前向きに進めるためのサポートのひとつです。
どうぞお気軽にご利用ください。